人目よくらむ

雑記です

BASTEK (ORICO) USB3.0 HUB SH4C2を購入したよ [その1]

ここ1年ほど、USB3.0のHUBが欲しかったのだけど、
いろいろ条件を出してみるとなかなか欲しいものにぴったりくるものがなくて。
それで「無いのなら自分で作ってしまおう」と考えてここ数か月、
いそいそとKiCadで回路図を描いて設計を進めていたのだが、
ここへきて最強のUSB3.0 HUBを見つけてしまったので即座にポチってしまった。
もうこれでは「ぼくの考えた最強のUSB3.0 HUB」を作る意義がが
なくなってしまったのだけど、まあそれはそれでゆるゆると続けるとして、
今日はその購入した最強の「USB3.0 HUB」をレビューしてみようと思う。

 

購入したのはこれ。欲しかった条件としては、
USB3.0が使えること (欲を言えば3.1と言いたいところだけどまあ、3.0で十分)
スマホタブレットを(自動識別して)急速充電できること
・ドッキングステーションになれること(これ重要)
の3点なのだがこの3点目 が重要で、要はスマホに充電しながらHUBとして機能し、
キーボードやらマウスやらつないで動作できるという機能を持つHUBなのだ。
BUFFALOやELECOMなどのを探すと、まあ安くても6000円くらいからしかないのだ。
それがどうだろうこの商品。ACアダプター付きで3,599円なのだ。
もうね、こんなの作られてしまったら到底太刀打ちできないのですよ我々は。

ということで早速使ってみる。
PCのUSB3.0ポートに接続したところ、こんな感じで認識された。

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なんと、USB HUBとオーディオの複合デバイスとして認識された。
(まあ、なぜかオーディオポートもついてるので、そんな予感はしたけど)
ただ、USB HUBコントローラはCypressのHX3を使っていると予想していたので、
この構成は意外だった。よく考えたらCypress使ってたらさすがにこの値段は
厳しいのかもしれない。予想をVIA製に変更して続ける。(後で分解して確認する)

とりあえずUSBメモリで速度を雑に通信速度を測ってみる。
左がHUB経由、右がMB直挿し。 
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HUB経由してる方が速いじゃないか。まあ、1回しか測ってないので誤差と思われる。
1.6Gbps近く出てるのでただのUSBメモリとしてはかなり速い方ではないかと。
おそらく同じくらいの速度になっているのはUSBメモリの方のスループット
引っ張られていると考えられるので、とにかくここで言いたいことは、
HUBでの通信速度の低下はほぼ考えなくて良さそうということ。
(まあもう少し速いときにどうなるかも考えるべきだろうけど)


そして5V2.4A 充電専用ポートが赤いってのがまた良い。

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Nexus5をつないだら、ちゃんと急速充電されました。
多分、iPhoneiPadをつないでも、ちゃんと急速充電されるはず。
それはまた後日試してみることにする。

さて、次はいよいよ分解してパーツ類を確認、と行きたいところですが、
ちょっと長くなってきたのでこの辺で切って後半の記事に続く。


※余談。このBASTEKというメーカーはおそらくOEMだけやってるブランドで、
中身はORICO社(二重丸と関係ない海外のメーカー)の同名のHUBっぽい。

実は、今愛用しているUSB3.0のHUBもORICO製なのである。 

これは確かVIA社のVL811が2個入ってた。
やっぱりこういう、質実剛健というか、シンプルで使いやすくて
安くて良いものを安定して作っているメーカーは重宝するな。
ではまた後半で。